東京大学眼科学教室医師活躍支援プロジェクト(眼科学教室 集合写真)

長くいきいきと働ける環境を。

東大眼科学教室が“医師の活躍”を推進サポートするため、東大眼科同窓会会員に眼科の生涯学習支援及び生活支援情報提供を行うサイトです。

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新着情報 新着情報一覧

2025.10.15

学会・講演会 に情報を追加しました

2025.9.26

学会・講演会 に情報を追加しました

2025.9.3

学会・講演会 に情報を追加しました

2025.8.7

学会・講演会 に情報を追加しました

2025.7.25

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教授挨拶

本庄恵教授

東京大学医学部 眼科学教室

本庄 恵 教授

東大眼科医師活躍支援プロジェクトは、多様な医師が輝ける医局づくりを目指し、2019年に立ち上がりました。この活動を継続できておりますのは、立ち上げにご尽力された東恵子先生、そして日々ホームページの維持・運営にご協力いただいている先生方・関係各位のサポートがあってこそであり、心より感謝申し上げます。

このプロジェクトの立ち上げに際し、相原前教授は医師の成長を「竹の節」に例えられました。竹は、初めからまっすぐ強く成長するのではなく、成長の過程で何かを乗り越えて“節”を作り、それが起点となって折れにくく、しなやかに強く伸びていきます。これは、医師のキャリアにも通じるものです。日々の研鑽や、出産・育児・介護・病気といった人生の大きな節目、その経験一つ一つが人間として、そして医師としての成長の“節目”となります。

様々な経験を経てこそ、医師として人として、より一層強く、成長の糧として、未来を拓く可能性を広げることができます。しかし、一人の力では乗り越えられない大きな困難を伴う節目に直面した時、一人で抱えて諦めず、周囲のサポートを得ながら乗り越えることも重要です。このプロジェクトは、すべての医師がその成長の「節」を乗り越えられるよう、医局が全力で支えることを原点としています。

現在は働き方の多様性が強く求められる時代であり、年齢性別を問わず、医師のキャリアを中断させないためには、各々の働き方を支える仕組みが不可欠です。

本プロジェクトは、国内最大規模の眼科教室である東京大学眼科学教室が有する40以上の関連病院、180名以上の医局員が連携し、大学医局だからこそできる長期的な医師の育成、働きやすい職場環境の提供・サポートを実現していきます。どうぞこれからも温かいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2025年10月

プロジェクト概要と目的

東惠子講師

東京大学医学部 眼科学教室

東 惠子 講師

2019年11月に “東大眼科医師活躍支援プロジェクト” を立ち上げてから、早くも6年が経ちました。立ち上げの際には、当時の相原一教授のお力添えをいただき、多くの方々の思いを形にすることができました。あらためて深く感謝申し上げます。

また、本プロジェクトのホームページを維持・運営するにあたり、日々ご尽力いただいている坪田裕喜子先生にも心より御礼申し上げます。先生のお力添えがあってこそ、この活動を継続することができております。

今年2025年8月、本庄恵先生が教授にご就任されました。本庄先生は、東京大学眼科の長い歴史の中で初めての女性教授であり、私たちにとって大きな励みであり、新しい時代を象徴する先生だと思います。

本邦における眼科専門医のうち約4割が女性医師であり、当科でも入局者の約半数が女性医師となっております。先生方の中には、仕事を続けていきたいと願いながらも、出産や育児などのライフイベントにより、臨床の現場から離れざるを得ない方も少なくありません。そのようなときに「また戻りたい」と思える環境を整えることが、このプロジェクトの原点です。フルタイムでなくても、時短やアルバイトなどの形で少しずつ臨床に関わることができる。その選択肢があるだけで安心につながり、働き方の幅も広がるものと考えております。

現在は働き方の多様性が一層求められる時代です。子育てや介護、健康上の理由など、それぞれが抱える事情はさまざまですが、性別に関わらず安心して働き続けられるよう、医局としてできる限りサポートしてまいります。お互いを支え合い、無理なく仕事と生活を両立できる環境を築くことが、長く健やかに働き続けられる秘訣だと信じています。

このホームページは、まずは情報をお届けする場として始まりましたが、今後は皆さまにとって役立つ情報を共有し合える場に育てていければと願っております。まだまだ発展途上の取り組みではございますが、皆さまのお声をいただきながら一歩ずつ進めてまいります。どうぞこれからも温かいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2025年9月

プロジェクト役員紹介

役員及び世話人

  • 会長・代表

    本庄 恵

    (東京大学医学部 眼科学教室 教授)

  • 監事

    東 惠子

    (東京大学医学部 眼科学教室 講師)

  • 事務局長

    坪田 裕喜子

    (東京大学大学院医学系研究科眼科学、医学教育学)

  • 世話人

    中島 富美子

    (河北総合病院 眼科部長)

  • 世話人

    間山 千尋

    (JCHO東京新宿メディカルセンター 眼科主任部長)

  • 世話人

    榎本 暢子

    (東京逓信病院 眼科部長)

  • 世話人

    吉田 絢子

    (国際医療福祉大学医学部 眼科学講師)

  • 事務局

    中村 菜都子

    (東京大学医学部 眼科学教室)

役員挨拶

  • 河北総合病院 眼科部長

    中島 富美子

    仕事上の責任と家族に対する責任の板挟みになって、あるいは自身の病気などの事情で、仕事の継続に不安をかかえている全ての医局員の皆様にとって、このプロジェクトが「もう仕事は続けられない。」から「やっていけるかもしれない。」に切り替わるきっかけになる、そして更に「もっと前へ進みたい。」という気持ちを支える力になることを目指します。

  • JCHO東京新宿メディカルセンター 眼科主任部長

    間山 千尋

    我々眼科医が臨床や研究を通じてさまざまな形で社会に貢献するために、大学医局と関連病院には果たすべき役割とそのための機能があるはずだと思っています。このプロジェクトがその一つの形となるよう期待します。

  • 国際医療福祉大学医学部 眼科学講師

    吉田 絢子

    仕事に対するモチベーション、働き方の希望は様々です。ひとりの人生の中でも、速度感の変化が必要な時もあります。十人十色、それぞれが違う中で、お互いを尊重し、時に助けが必要な人は遠慮なく助けてもらえるような、そして持続可能な、環境作りの一助になれたら幸いです。

  • 東京大学大学院医学系研究科眼科学、医学教育学

    坪田 裕喜子(web担当)

    医師が介護や病気、育児など様々なライフイベントを乗り越えながら、日々の仕事に邁進し、長く楽しく勉強を継続できる環境が整えば、日本医療のさらなる飛躍につながると思いこのプロジェクトに参画しました。
    私は今、多くの先生方に支えられ仕事と育児の両立に奮闘中です。
    まさに現場からこのサイトを通して情報を発信して参ります!

入局希望の先生へ

こちらのHPを見て東大眼科にご興味を持っていただいた方、入局ご希望の方は下記の東京大学眼科学教室公式HPより詳細をご覧ください。

先輩インタビュー

東大眼科同窓会の先生方の仕事や時間の使い方、ピンチ脱出法などを深堀します! “職場では意外に聞けない、でも先輩はどうしている?” という視点からお届けします。 偶数月に更新予定です。インタビューを受けて下さる先生を募集しています。

先輩
インタビュー

vol.1

女性も男性も、みんなが輝ける
職場づくりをしたい

Y.S.(2012年入局)

人生には良い時も悪い時も必ずある。
自分が良い時は、人を支え
自分が悪い時は、周囲に感謝しながら嵐が過ぎることを待てる。
そんな人になれるように人生を歩んでいきたいです。

Y.S.

1985年福岡生まれ。2010年順天堂大学卒業後、2012年東京大学眼科学講座入局。2013年より関連病院に配属。2016年眼科専門医取得。2児の母。自身の医師と育児の両立をすることに心が折れそうになった経験から、眼科医としての研鑽に加え、今後の医療界のために仕事と家庭の両立が出来る仕組みづくりに寄与することが目標。

東大眼科入局のきっかけは?

救命よりも人のQOLをあげる医療に関心があって、眼科医を目指しました。東大を選んだ理由は、多様な分野を学ぶことが出来る医局だからです。

どのように働いているのですか?

最低1日1時間の勉強時間の確保することに尽力しています。朝が難しい時は、昼休みや帰宅前に空き時間を確保したいですが、なかなか出来ないです。1週間のスケジュールとしては、全ての土曜日に子供を保育園に預けて仕事の時間を捻出しています。以前は、子供を土曜日に預けることに後ろめたさがあったのですが、保育園にいる時間、子供は不幸ではないということを知りました。また「仕事をしたい」という気持ちをもって子供に接する方が子供に対して失礼だと感じました。そのために、土曜日は仕事に全力を注ぎ、日曜日は子供に全力を注ぐようにしました。

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